スワップポイントを知ろう💡

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スワップポイントを理解するには、FX取引の仕組みを知る必要があります。

例えばドル円の“買い”取引は、ドルを買って円を売るという「買い」と「売り」で成立する通貨の交換です。


そのため、ドル円の“買い”ポジションを取れば、“買い”のドルの金利を受け取りながら、“売り”の円の金利支払いが必要です。

この2つの通貨の金利の差分がスワップポイントであり、金利差調整分とも呼ばれます。

昨今では、メキシコペソや南アフリカランド等が高金利通貨の代表格となります。
また、取引数量が多い米ドルも日本円と比較すると高い金利を維持しているため、これらの高金利通貨を保有し続け、スワップポイントを貯める「スワップポイント運用」もFXの魅力の一つです。


スワップポイントは、翌日以降にポジションを持ち越した際に1日分が付与されるようになっています。裏を返せば、オーバーナイト(ポジションの翌日持越し)をせずにデイトレードで決済した場合は、スワップポイントが得られません。

翌日持ち越しの判定基準は、ニューヨーク市場がクローズする日本時間の午前6時50分(サマータイム期間中は午前5時50分)です。外国為替取引では通貨や代金の受け渡しが2営業日後に行われる定めになっており、FX会社によってはスワップポイントが実際に口座残高に反映されるまでにはタイムラグが生じます。

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スワップポイントのメリット

スワップポイントのメリットは、金利差がプラスであればポジションを持っているだけでほぼ毎日利益を得られることです。そのため、金利差プラスのままであれば頻繁に売買を行わなくても継続的に口座に利益を蓄積していくことができます。


スワップポイントはFX会社や通貨ペアによって異なります。

通貨ペアによって金利差は異なってくるため、当然スワップポイントも異なります。また、取引するFX会社によってもスワップポイントは異なります。スワップポイントを狙うのであれば、FX会社が提示している数値も重要になります。


マイナススワップに気をつける

スワップポイントは必ず利益を得られるものではありません。トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨を売り、日本円のような低金利通貨を買うと、その金利差を逆に支払わなければなりません。これをマイナススワップと呼びます。長期保有をすればするほど支払う金額は大きくなるので、マイナススワップには十分注意しましょう。


スワップポイントで安定かつ定期的に稼ぎたいなら、損切りの撤退ラインを決めて少額からスタートするようにしましょうね。