毎日トマトを食べるとどうなるの?
トマトを毎日食べると、コレステロールや中性脂肪の値が改善するという研究が発表されています。リコピン、ビタミンC、フラボノイドなどの抗酸化作用が、2型糖尿病、心臓病、脳卒中の予防・改善に役立つことも報告されています。
食べ過ぎのラインとしては、トマトの大きさにもよりますが、4~5個以上食べたら食べ過ぎといえるでしょう。 トマトが身体に良いのは間違いないので、1度にたくさん食べるのではなく、継続的に適量を食べるようにしてください。
トマトといえばリコピンが多く含まれることで有名ですよね。 リコピンはトマトを赤くしている色素です。リコピンは強い抗酸化作用があり、同じ効果を持つビタミンEの100倍以上といわれています。
リコピンは熱に強い性質を持っています。 加熱すると水分が飛ぶので、少ない量を食べてもしっかりとリコピンが取れるのです。 また油と一緒に食べると吸収率が上がるので、パスタソースや炒め物などにすると美味しく効率的に栄養を摂れます。
抗酸化作用とは、体内で活性酸素が発生するのを抑えてくれる効果を指します。 活性酸素自体は身体に必要なものですが、多すぎると皮膚にシミ・シワが出来たり、動脈硬化や心筋梗塞が進行する恐れもあります。 リコピンを摂れば活性酸素の増えすぎを防げるので、生活習慣病の予防に繋がります。
またトマトの加工品もリコピンの含有量が生食用トマトの3倍といわれています。
代表的な加工品は、ケチャップやトマト水煮缶、トマトジュースなどです。
料理に加工品を取り入れるなど上手に活用しましょう。
トマトは食べすぎに注意!
トマトは水分量やカリウムが多いため体を冷やします。
そのため暑い夏時期は重宝されますが、食べ過ぎると胃腸を冷やし機能が低下することが考えられます。
トマトには、水溶性の食物繊維が多く含まれているため、下痢を起こしやすくなります。
トマトの皮は、消化が良くないため便秘の原因になることが考えられます。
さらに体を冷やすトマトの作用で食べ過ぎると胃腸の働きが悪くなり、消化不良を起こしてしまいます。
ビタミンCを摂りたい時は生のトマトを選び、リコピンを摂りたい時は加熱したトマトを食べると良いですよ!美味しく食べて、美肌作りに役立てましょう!